東京 歌舞伎町で、路上生活をしていた43歳の男性が殴られて死亡し、少年など4人が逮捕された事件で、被害者の男性が事件のおよそ3週間前にも別の人物に暴行を受けてけがをしていたことがわかり、警視庁は新たに18歳の少年2人を含む4人を傷害の疑いで逮捕しました。


警視庁は歌舞伎町に集まる若者のグループの実態を調べています。

去年11月、東京 新宿区歌舞伎町の雑居ビルの屋上で、路上生活をしていた43歳の男性が殴られて死亡し、18歳の少年2人を含む4人が傷害致死の疑いで逮捕されました。



捜査関係者によりますと、この男性は事件の3週間ほど前にも歌舞伎町近くの公園で別の複数の人物に暴行を受けて骨折などの大けがをしていたことが分かり、警視庁は防犯カメラの映像などから現場にいた人物の特定を進め職業不詳の露崎翼容疑者(20)やいずれも18歳の少年2人などあわせて4人を傷害の疑いで逮捕しました。



男性が容疑者らのグループに現金を要求されたり万引きを強要させられたりしていた疑いもあるということです。



警視庁は暴行の詳しいいきさつを調べるとともに、歌舞伎町に出入りしている若者のグループの実態について調べています。



捜査関係者によりますと露崎容疑者と少年2人は、いずれも容疑を否認しているということです。