プロ野球、広島の日南キャンプは3日目を迎え、レギュラー定着をねらう若手の野手が攻守に鍛え上げています。

21歳の林晃汰選手は昨シーズン、102試合の出場で10本のホームランをマークするなど飛躍のきっかけをつかみ、4年目の今シーズンはサードのレギュラー定着を目指します。


キャンプ3日目の3日、林選手は早出で守備練習を行い、雨が降る中、サードに入って大きな声を出しながら内野守備走塁の小窪コーチのノックを受けました。


さらに守備練習の後も小窪コーチから足の運び方や送球の際の腕の振り方などを熱心に聞いていました。



また、ドラフト3位ルーキーで中村健人選手はトスバッティングで両足の前にバットを置いて体を並行にスイングすることを意識していました。


第1クール最終日の3日は、練習の最後に恒例のロングティーが行われ、中村選手は気合いの入った雄たけびとともに力強い打球を飛ばしていました。

一方、投手陣ではエースの大瀬良大地投手が初めてブルペンに入り、栗林良吏投手などと並んでストレートのみで36球を投げ込みました。



大瀬良投手は「バランスよく、想像よりいいボールが投げられた。少しずつ球数を増やして、投げる力も上げていきたい」と話していました。



ブルペンには侍ジャパンの栗山英樹監督が視察に訪れ、大瀬良投手や栗林投手のピッチングを熱心に見ていました。



栗山監督は「いい選手がいっぱいいる。来年のWBCに向かって選手たちと話をしながら、勝ち切れるようにしたい」と話していました。