大阪ミナミの法善寺で、こけに覆われた姿が特徴的な石像の顔や頭のこけがはがされた被害をめぐり、別の日に石像の近くにいた男性が警察に対して「きれいにしたかった」などと話していることがわかりました。


寺は被害届を取り下げたということです。

去年12月20日、大阪 中央区の繁華街の一角にある法善寺で、2体の石像の全体を覆っていたこけのうち、顔と頭の部分のこけがはがされているのを参拝者が見つけました。



これらの石像は水をかけると願いがかなうとされ、戦後まもなく参拝者が水をかける風習が始まり、長い年月をかけてこけに覆われたということです。



寺によりますと、その後、別の日に紙で石像をこするような動きをしている男性を寺の関係者が見つけ、警察に通報したということです。



男性は警察に対して「みすぼらしかったので、きれいにしたかった。今思えば悪いことをした」と話していて、反省している様子だったということで、寺は被害届を取り下げたということです。