神奈川県警察本部の46歳の元警察官が、暴力団員に組事務所に捜索に入る日付を漏らしていたとして、地方公務員法違反の疑いで書類送検されたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

書類送検されたのは神奈川県警の捜査2課に所属していた46歳の元警部補です。



捜査関係者によりますと、おととし1月、警察が恐喝事件の関係先として組事務所に捜索に入る日付を暴力団員に教えたとして、地方公務員法違反の疑いが持たれています。



警察はこの元警部補について暴力団員に捜査情報を漏らしていたほか、情報収集の過程で都内のクラブで総額数十万円の接待を受けるなどしていたとして去年9月、懲戒免職の処分にしています。



元警部補は捜査2課に所属する以前は暴力団対策課に在籍していて、情報漏えいの相手とは先輩の元警察官からの紹介で知り合ったということで、警察が癒着の実態を調べていました。