関西2府4県で13日発表された新型コロナウイルスの感染者数は合わせて1682人で過去最多となりました。このうち大阪府は、初めて1000人を超え14日、新たな対策を検討するため緊急の対策本部会議を開きます。

関西の2府4県 13日発表は過去最多の1682人

関西の2府4県で、13日発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は、大阪が1099人、兵庫が391人、奈良が62人、京都が61人、滋賀が39人、和歌山が30人の合わせて1682人で、過去最多となりました。

府県別では、大阪で初めて1000人を超えたほか、兵庫でも過去最多となりました。

こうした中、大阪府は14日、新たな対策を検討するため、緊急の対策本部会議を開きます。

府では、さらなる感染拡大を食い止めるためには、人と人との接触機会を減らす必要があるとして、小中学校と高校に対しクラブ活動の自粛を求めるほか、府内の大学には、対面での授業は中止し、リモートで実施するよう要請する方向で調整しているということです。

また、通勤する人を減らすため、企業には、リモートワークの徹底を要請する方針です。

ワクチン 各自治体の対応は

一方、高齢者への優先接種が始まったワクチンをめぐり、自治体は対応に追われています。

滋賀県彦根市では、およそ2万8000人いる高齢者へのワクチン接種について国の接種スケジュールがずれ込んだため、市民から問い合わせの電話が相次いでいます。

電話は、12日、1日だけでおよそ650件にのぼったうえ、13日も鳴り止まず、担当者が、予約はまだ始まっておらず、来月またかけ直してほしいと説明していました。

ま大阪市は、14日から施設に入所している高齢者への接種を開始したうえで、自宅などで暮らす高齢者への接種については、まとまった量のワクチンが供給される見通しの、来月24日の週から始める方針を決めました。

「接種券」は、今月19日から順次、発送することにしていて、来月中ごろまでに、市内のすべての高齢者に配り終えたいとしています。