大手ハンバーガーチェーンの日本マクドナルドは、世界的な物流網の混乱などで先月上旬から休止していたフライドポテトの一部の商品の販売を、今月7日から再開すると発表しました。


ただ、原材料の輸送の遅れは依然、解消されておらず、当面、供給面で不安定な状況が続きそうです。

発表によりますと日本マクドナルドは、先月上旬から休止していたフライドポテトのMサイズとLサイズの販売を今月7日から再開します。



会社では、新型コロナの影響によるコンテナ不足や、船の経由地の近くで水害が起き港が混雑したことなどから、加工したじゃがいもの輸入が遅れたためとして、去年12月に次いで2度目の販売休止を続けてきました。



会社によりますと、新たな供給網を確保し販売のめどが立ったものの、原材料の輸送の遅れは依然、解消されておらず、供給面での不安定な状況は当面、続きそうだとしています。



フライドポテトをめぐっては、原材料を輸入に頼るほかの外食チェーンでも、ハンバーガーチェーンの「ファーストキッチン」が、北米からの船便が遅れ、今月から一部の商品の販売を休止したほか、ファミリーレストランの「デニーズ」が、じゃがいもの輸入先を一時、北米からヨーロッパに切り替えて提供するなど、世界的な物流網の混乱の影響が浮き彫りとなっています。


一方、国産のじゃがいもを原料に使っている「フレッシュネスバーガー」では、影響はないとしています。