国内の自動車メーカーが去年販売した車の台数は、トヨタ自動車がグループ全体で1049万台余りで、世界トップとなりました。ほかのメーカーも半導体不足などの影響を受けましたが、多くが新型コロナで落ち込んだおととしを上回りました。

各社が発表した去年1年間の車の販売台数は、トヨタ自動車が子会社のダイハツ工業と日野自動車を含むグループ全体で1049万5548台で、おととしと比べて10.1%増えました。



夏から秋にかけて新型コロナの感染拡大による部品不足などで減産を余儀なくされましたが、その後は生産が回復し、アメリカや中国などで販売を伸ばしました。



その結果、ドイツのフォルクスワーゲンのグループ全体での世界販売台数、888万台を上回り、2年連続で世界トップとなりました。



このほか、ホンダが0.7%増の448万9920台、日産自動車が0.9%増の406万5014台、スズキが12.9%増の276万3846台、マツダが3.6%増の128万7548台、三菱自動車工業が12.2%増の91万9642台で、半導体不足などの影響を受けましたが、多くのメーカーが新型コロナで落ち込んだおととしを上回る形となりました。



SUBARUは2.2%減って86万311台でした。



ただ、ここ最近は急激な感染拡大で仕入れ先のメーカーから部品の調達が滞るメーカーも出ていて、先行きが見通しにくい状況となっています。