東芝は22日、大分県と宮崎県で震度5強を観測した地震の影響で、大分市にある自動車やスマートフォン向けの半導体の工場で装置の一部が破損したため、操業を停止したと明らかにしました。

東芝によりますと、22日の地震のあと、大分市にある子会社の工場「ジャパンセミコンダクター大分事業所」で点検を進めたところ、複数の装置に破損が見つかりました。


この工場では、自動車やスマートフォンなどに使われる半導体を生産していますが、工場の操業できない状態が続いているということです。


従業員や建物への被害はありませんが、操業再開のめどは立っていないということで、半導体の出荷にどの程度影響が出るか確認を進めています。



東芝は、このほか、同じ大分市にセラミックの工場を1か所、福岡県豊前市に半導体の工場が1か所ありますが、これらについては操業を続けているということです。


東芝では「1日も早い復旧に向けて作業を急ぎたい」と話しています。