原油価格が高騰している影響で、ゴムの価格も高止まりの傾向が続き、国内のタイヤメーカーの間では、乗用車用のタイヤの価格を引き上げる動きが相次いでいます。

最大手のブリヂストンは、販売店などへの出荷価格を、ことし4月に値上げすることを決めました。



値上げは2年8か月ぶりで、乗用車用や二輪車用が7%、トラックやバス用が8%となっています。



また、


▽トーヨータイヤが今月から最大で10%値上げしたほか、


▽住友ゴム工業が3月以降におよそ10%、


▽横浜ゴムも4月以降に最大で9%、それぞれ値上げします。



タイヤは天然ゴムや合成ゴムなどから作られますが、各社によりますと、中でも合成ゴムは原油価格の高騰を受けて、原料となるナフサの価格が上昇しているということです。



このほか、3月から4月にかけては原材料価格の高騰を受けて、大手製紙メーカーが、ティッシュペーパーの値上げに相次いで踏み切るほか、食品の値上げも予定され、家計への負担が一段と増えそうです。