現職と新人による2人の争いとなった山口県知事選挙は、無所属の現職で、自民党と公明党が推薦した村岡嗣政氏の3回目の当選が確実になりました。

山口県知事選挙の投票は、午後8時に締め切られました。


NHKの事前の情勢取材や、6日投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査では、自民党と公明党が推薦した現職の村岡嗣政氏が、共産党が推薦し社民党が支持した新人の千葉まり氏を大きく引き離して極めて優勢です。



また、5日までに期日前投票をした人を対象に行った調査でも村岡氏が大きく上回っていて、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、村岡氏の3回目の当選が確実になりました。

村岡氏は49歳。


平成8年に旧自治省に入り、高知県の財政課長や総務省の財政企画官などを経て、平成26年の知事選挙で初当選し、2期知事を務めてきました。



今回の選挙で、村岡氏は、新型コロナウイルス対策や打撃を受けた経済の再生に力を注ぐべきだなどとして、知事としての公務に専念しましたが、推薦を受けた自民党や公明党の支持層を固めるとともに、いわゆる無党派層からも幅広く支持を集めました。