26日のニューヨーク株式市場はアメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会による金融引き締めのペースが速まるという見方から、ダウ平均株価は一時400ドルを超える値下がりとなりました。

26日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は取り引き開始から値上がりして推移していました。



しかしFRBのパウエル議長が記者会見で利上げの余地があると発言したことや国債などの保有資産を圧縮していく考えを示したことを受けて、FRBによる金融引き締めのペースが速まるという見方から株価は値下がりに転じ、一時は400ドルを超える値下がりとなりました。



終値は前日に比べて129ドル64セント安い、3万4168ドル9セントでした。



市場関係者は「FRBが次回3月の会合で利上げを決定することを示唆したことは想定の範囲内と受け止められたが、その後のパウエル議長の発言を受けて売り注文を出す投資家が多かった。次回3月の会合への関心も高く金融政策が焦点となる状況が続きそうだ」と話しています。