大リーグ、パドレスで開幕投手の有力候補となっているダルビッシュ有投手が、オープン戦2回目の登板で4回を1失点に抑えて4つの三振を奪いました。

ダルビッシュ投手は27日、アリゾナ州ピオリアで行われたガーディアンズとのオープン戦に初登板から中5日で先発登板しました。

1回は打たせて取るピッチングで三者凡退に打ち取り、2回はヒット1本を打たれましたが、カーブで三振2つを奪って無失点で切り抜けました。

3回も3人で抑え、4回に1アウトから2番のメルカード選手にソロホームランを打たれましたが、失点はこの1点のみで、4回を投げてヒット2本、三振4つを奪い、フォアボールはありませんでした。

球数は53球で、球速は最速で97マイル、156.1キロでした。

去年、開幕投手を務めたダルビッシュ投手は、ことしも有力候補となっていて、ここまでオープン戦2試合で7イニングを投げて、防御率1.29と安定したピッチングを見せています。

ダルビッシュ投手は「最初の3回は、まっすぐで押せたし、全体的に見てもよかったと思う」と手応えを話しました。

そして、ロッテの20歳、佐々木朗希投手が今シーズン初登板で164キロをマークしたことを引き合いにあげながら「球速もあれくらい出れば十分だと思うが、佐々木投手みたいに100マイルをぼんぼんと投げられるわけではないので、自分の身をわきまえて高望みしないようにやっていきたい」と笑顔で話していました。