去年の東京オリンピックで日本が金メダルを獲得したソフトボールの新リーグ「JDリーグ」の開幕戦が行われ、トヨタがビックカメラ高崎に1対0で勝利しました。

「JDリーグ」は、日本リーグの1部だった12チームと2部の4チームの合わせて16チームが参加し、東西2つの地区に分かれて各チーム29試合のレギュラーシーズンを戦います。

開幕戦は去年の日本リーグで優勝した東地区のビックカメラ高崎と準優勝で西地区のトヨタが千葉市のZOZOマリンスタジアムで対戦しました。

試合は投手戦となり、トヨタは日本代表でも活躍したエースの後藤希友投手から東京オリンピックで日本と金メダルを争ったアメリカ代表のエース、アボット投手まで3人の継投策で6回までビックカメラに得点を許しませんでした。

0対0で迎えた7回、トヨタは2アウト三塁から4番・下山絵理選手のタイムリーヒットで先制しました。

トヨタはこの1点を守りきって1対0で勝って去年の日本リーグの決勝で敗れたビックカメラ高崎に雪辱を果たし、新しいリーグでの初勝利を手にしました。

敗れたビックカメラは、濱村ゆかり投手が完投し、日本代表のベテラン上野由岐子投手の登板はありませんでした。

トヨタ 後藤投手「多くの人が入って最高」

トヨタの先発で4回を無失点に抑えた後藤希友投手は、「開幕戦は多くの人が入って最高でした。思い切って投げられたしいい形で集中できていた。0点で抑えて1点取って勝つという試合を続けていきたい」と話していました。

トヨタ アボット投手「とてもいい舞台 すばらしいスタート」

6回から登板し、勝利投手になったトヨタのアボット投手は、「とてもいい舞台ですばらしいリーグをスタートすることができた。少し緊張していたが初めの三振で流れをつかんだ。攻撃にいい流れを与えようと思って投げた」と話していました。

ビックカメラ高崎 濱村投手「勝てなくて悔しい」

先発、完投したものの1点に泣いたビックカメラ高崎の濱村ゆかり投手は「1球1球丁寧に投げることを意識して投げた。リーグがスタートして勝ちたい試合だったが勝てなくて悔しい」と話していました。