大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手はジャイアンツとのオープン戦にバッターとして出場し、フォアボールを2つ選んでオープン戦の出塁率が5割となりました。初の開幕投手を務める来月7日のアストロズ戦では1番バッターとして起用されることが決まりました。

大リーグでは初めてとなる開幕投手に向けて万全の調整をするため、前日のオープン戦登板を回避した大谷選手は、27日の試合前にブルペンに入り、2イニングを想定して途中で休憩をはさみながら合わせて43球を投げました。

大谷選手は試合開始の40分前まで投球練習をしたあと、すぐに試合の準備をしてジャイアンツとのオープン戦に1番・指名打者として出場しました。

ジャイアンツの先発は昨シーズン、エンジェルスで8勝をあげたコブ投手で、大谷選手は1回の第1打席、3回の第2打席ともフォアボールを選びました。

5回の第3打席は2人目のリテル投手と対戦して見逃し三振に倒れ、この日は1打数ノーヒットでした。

大谷選手はオープン戦でここまで打率は2割2分2厘ですが、ここ3試合で5つのフォアボールを選び出塁率は5割に達しました。

エンジェルスのマッドン監督は試合前に「大谷にベストの打順は1番だと考えている。シーズンは1番バッターでスタートさせる」と話し、大谷選手が先発登板する来月7日の開幕戦でも1番バッターで起用することを明らかにしました。

カブス鈴木誠也 無安打も「初戦よりすごくいい打席」 

カブスの鈴木誠也選手はロイヤルズとのオープン戦に2番・ライトで先発出場し、5回の第3打席でセンターへ大きな当たりを打ち、フォアボール1つを選びました。

27日は2打数ノーヒットでしたが、見逃しの三振2つだった25日のオープン戦初戦から打席の内容は上向いていて、鈴木選手は「平常心で試合に臨めて初戦よりすごくいい打席だった。第1打席も追い込まれてからフォアボールが取れたし、早くこの雰囲気に慣れて試合勘を取り戻したい」と話していました。