4日開幕する北京オリンピックの公式ホームページなどで、参加する国や地域の一覧に一時、ROC=ロシアオリンピック委員会とは別にロシアが掲載されていたことがわかりました。過去の組織的なドーピングで、ロシアはことしの12月まで主要な国際大会に選手団を派遣できない処分を受けています。

4日開会式が行われる北京オリンピックには91の国と地域の選手たちが参加します。



このうちロシアは過去の組織的なドーピング問題のため、ことしの12月まで主要な国際大会に選手団を派遣できない処分を受けていて、選手たちは国の代表ではなくロシアオリンピック委員会の代表として大会に参加することになっています。



しかし、北京オリンピック開幕当日の4日朝、大会の公式ホームページやメディア向けのサイト内で一時、ロシアオリンピック委員会とは別に、ロシアが出場国の1つとして掲載されていたことが分かりました。



選手の出場競技やスケジュールなどの具体的な情報は記載されておらず、午後になるとロシアの表示はなくなりました。



NHKは大会の組織委員会などに経緯について問い合わせましたが、これまでに回答はありませんでした。