スキージャンプ男子のワールドカップ個人の第19戦がドイツで行われ、日本のエース、小林陵侑選手が優勝し、今シーズン7勝目をあげました。

ワールドカップ個人の第19戦は29日、ドイツでヒルサイズ147メートルのラージヒルで行われ、日本からは、今シーズンここまで6勝をあげ来月4日に開幕する北京オリンピックでメダル獲得の期待がかかるエースの小林陵侑選手など6人が出場しました。



強風と雨の悪天候の中で行われましたが、小林選手は1回目に向かい風の中、ヒルサイズに迫る145メートルをマークし、2位に4ポイント差をつけてトップに立ちました。



2回目は悪天候が続いたため行われず、小林選手は合計115.6で今シーズン7勝目をあげました。



これでみずからが持つ日本男子の最多勝利数を通算26勝とし、まもなく開幕を迎える北京大会に弾みをつけました。



小林選手は「すごく難しい条件の中で集中していいジャンプができてよかった」と話しました。



また日本勢は▼佐藤幸椰選手が136メートル50で5位に入ったほか、▼小林選手の兄の潤志郎選手が20位、▼佐藤慧一選手が22位、▼中村直幹選手が32位、▼伊東大貴選手は33位でした。