ことし3月の北京パラリンピックで2連覇を目指すアルペンスキー女子の村岡桃佳選手が練習中に右ひじを痛めた影響で、本番前、最後の実戦となる来月の大会を欠場することになりました。日本障害者スキー連盟によりますと北京大会には出場できる見通しだということです。

村岡選手は、前回のピョンチャンパラリンピックのアルペンスキーで金メダルを含む5つのメダルを獲得したあと、東京パラリンピックでも陸上の女子100メートル車いすのクラスに出場し、北京大会では再びアルペンスキーの選手として日本代表に内定しています。



日本障害者スキー連盟によりますと、村岡選手は今月17日に練習中に転倒し右ひじを痛めたため、北京大会前の最後の実戦で、来月1日から長野県で行われるジャパンパラ大会を欠場することになりました。



連盟によりますと北京大会までには回復し、出場はできる見通しだということです。



村岡選手は、ピョンチャン大会以降は陸上に専念していたためアルペンスキーの実戦での感覚を取り戻すことを課題にしていて、今回の欠場で北京大会に向けた調整に影響が出ないか懸念されます。