再来年のパリオリンピックの新競技として実施されるブレイキンの全日本選手権が行われ、男子は19歳の半井重幸選手が2連覇を果たし、女子は去年の世界選手権を制した38歳の福島あゆみ選手が初優勝しました。

ブレイキンは、一般にはブレイクダンスとして知られるダンススポーツで、DJがかける音楽に合わせて、1対1の対戦形式で交互に踊りを披露し、技術や表現力などを競います。



東京 渋谷区で開かれた全日本選手権は23日、準決勝と決勝が行われ、4回の踊りの合計点で競う18歳以上の部の男子決勝は、前回大会で優勝した19歳の半井選手と23歳の俣野斗亜選手が対戦しました。

半井選手は、スピード感のあるスピンや、音楽に合わせて動きを止める「フリーズ」などの技を駆使して完成度の高いダンスを見せ、293.6対280.2で俣野選手に勝って、大会2連覇を果たしました。

一方、女子の決勝は、38歳の福島選手と23歳の湯浅亜実選手という、去年の世界選手権決勝と同じ顔合わせとなりました。



決勝では福島選手が、持ち味の流れるような足さばきで表現力の高いダンスを見せたのに対し、湯浅選手は、軽快なステップでキレのあるダンスを見せました。



その結果、福島選手が254.4対247.8で湯浅選手を破り、大会初優勝を果たしました。