大相撲初場所の序ノ口は、大分県出身の中島が7戦全勝で優勝しました。

初場所の序ノ口は、13日目の21日、ただひとり6戦全勝としていた武蔵川部屋の中島が、朝日山部屋の錦丸に押し出しで勝って、7戦全勝で優勝しました。



中島は、大分県別府市出身の23歳。



平成27年の九州場所で初土俵を踏み、力強い押し相撲で、一時は幕下54枚目まで番付を上げました。



しかし、三段目だった去年の夏場所で腰を痛めて途中休場し、続く名古屋場所から先場所までは腰の治療のため3場所続けて全休し、序ノ口まで番付を下げていました。



中島は「相撲が取れてうれしい。階段を上るのもつらい時期があったが、みんなから励まされ、新年最初の場所から出場したいという気持ちがあった」と話しました。



今後に向けては「腰の状態は少しずつよくなっていて、下がらない相撲を意識して土俵に上がっている。幕下に戻ることを最初の目標にして頑張っていきたい」と話していました。