強い冬型の気圧配置の影響で、滋賀県から岐阜県にかけてと札幌市の周辺では記録的な大雪となったほか、新潟や長野では、積雪がこの数年で最も多くなったところがあります。


交通への影響に警戒するとともに、落雪や除雪作業中の事故に十分な注意が必要です。



この大雪で、全国で除雪作業中の事故が相次ぎました。

田んぼに転落 80代男性死亡 富山 南砺

6日朝早く、富山県南砺市で、農業用のコンバインに乗って除雪作業をしていた80代の男性が田んぼに転落して死亡しました。



6日午前6時前、南砺市法林寺で、農業用のコンバインに乗って除雪作業をしていた瀬川彦三郎さん(83)がおよそ2メートル下の田んぼに転落し、コンバインの下敷きになりました。



瀬川さんは胸などを強く打って病院に運ばれましたが、およそ1時間半後に死亡しました。



警察によりますと、当時、道路にはおよそ50センチの積雪があり、瀬川さんは、コンバインに土を取り除くための板を付けて道路の除雪を行っていたということです。



警察は、瀬川さんが操作を誤って田んぼに転落した可能性もあるとみて事故の詳しい状況を調べています。

除雪機と住宅の屋根の間に挟まれ50歳男性死亡 秋田 大仙

また、6日午前、秋田県大仙市の住宅で、除雪作業中の50歳の男性が除雪機と住宅の屋根の間に挟まれているのが見つかり、病院に運ばれましたが死亡しました。



6日午前10時15分ごろ、大仙市北楢岡の岡宏さん(50)の住宅の敷地内で岡さんが除雪作業中に除雪機と住宅の屋根の間に挟まれたと家族から警察に通報がありました。



警察や消防などが岡さんを救助し、病院に搬送しましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。



警察によりますと、住宅の屋根の高さは2メートルほどで、周りには、90センチほどの雪が積もっていたということです。



また、岡さんは妻と一緒に住宅の周りの除雪作業をしていましたが、裏庭で岡さんが1人で除雪機を使って作業していたときに事故が起きたということです。



警察が詳しい状況を調べています。