日本相撲協会は28日、評議員会で選任された新しい理事による理事会を開き、現職の八角理事長の再選を決めました。

日本相撲協会は28日、東京 両国の国技館で評議員会を開いて、外部を含めた13人の理事を選任しました。

午後から開かれた新しい理事による理事会では、理事の互選により現職の八角理事長の再選を決めました。任期は2年となります。

元横綱 北勝海の八角理事長は、平成27年11月に当時の北の湖理事長が亡くなったことを受けて、残りの任期を引き継ぐ形で理事長に就任し、次が5期目となります。

八角理事長は、新型コロナウイルスへの感染対策のほか、新型コロナの影響による入場料収入の減少で赤字が続く相撲協会の財務状況の改善などに向けて、かじ取り役を担うことになります。

八角理事長は「引き続き、大相撲の伝統文化の継承、土俵の充実を使命として、一所懸命に取り組んでまいります。また、新型コロナウイルス感染症への対応、収益構造の改革、お客様へのサービス拡充など、さまざまな課題解決に取り組みます。全協会員が結束を固め、また、外部の方々からの指導を真摯(しんし)に受け止め、公明正大な協会運営を行う所存です」とコメントしました。