大相撲春場所に向けた番付編成会議が開かれ、初場所の幕下で好成績をあげた、熱海富士と島津海が、新たに十両に昇進することが決まりました。

日本相撲協会は、ことし3月に大阪で行われる春場所に向けた番付編成会議を開き、伊勢ヶ濱部屋の熱海富士と、放駒部屋の島津海の新十両昇進を決めました。



熱海富士は、静岡県熱海市出身の19歳。



おととしの11月場所で初土俵を踏み、序ノ口と序二段で優勝を果たすなど、順調に番付を上げてきました。



西の幕下筆頭で迎えた初場所は、得意の四つ相撲で4勝3敗の成績を残しました。



また、島津海は、鹿児島県西之表市出身の25歳。



今月、日本相撲協会の65歳の定年を迎えた元大関 若嶋津の荒磯親方の弟子として入門し、平成24年春場所で初土俵を踏みました。



初場所は、西の幕下2枚目で4勝3敗の成績でした。



また、高田川部屋の竜電と、常盤山部屋の貴健斗が十両に復帰しました。



竜電は、協会が定めた新型コロナウイルスの感染拡大防止のためのガイドラインに違反して、3場所の出場停止を受け、去年の九州場所で復帰していました。



このほか、現役最年長の51歳で、立浪部屋の華吹が引退することになりました。



初土俵は昭和61年の春場所で、最高位は三段目18枚目でした。



初場所は西の序二段89枚目で臨み、2勝5敗と負け越していました。