3月4日に開幕する北京パラリンピックのノルディックスキー、立って滑るクラスの日本代表に高校3年生の岩本美歌選手が新たに内定し、初めてのパラリンピック出場を決めました。

日本障害者スキー連盟の発表によりますと、岩本選手は今月、北海道で行われた日本代表合宿の中の選考レースでタイムが選考基準を満たしたとして、新たに北京パラリンピックのノルディックスキー、立って滑るクラスの代表に内定したということです。



パラリンピック初出場となる岩本選手は、富山市出身の18歳で富山県内の高校に通う3年生です。



生まれた時から左手首の先がなく小学3年生の時に地元のスキークラブに入って競技を始めました。



中学2年生から日本代表チームの合宿に参加し、本格的にパラリンピックを目指すようになりました。



岩本選手は「4年前から目標にしていた北京大会の内定をもらうことができてとてもうれしいです。実力はまだまだ足りていませんが、残り少ない時間でできることを最大限やって北京で思い切り滑りたいです」とコメントしています。



3月4日に開幕する北京パラリンピックのノルディックスキー日本代表には、過去にパラリンピックで3つの金メダルを獲得している新田佳浩選手などがすでに内定していて、岩本選手が8人目です。



北京パラリンピックのノルディックスキーは、開会式翌日の3月5日から競技が始まります。