フィギュアスケートの女子シングルで、北京オリンピック代表に内定した樋口新葉選手が練習を公開し、「自分が練習してきたことを出せるように、思い切り滑りたい」と大会に向けた意気込みを語りました。

樋口選手は去年12月、北京オリンピックの代表選考を兼ねて開かれた全日本選手権の女子シングルのフリーでトリプルアクセルを着氷するなど自己ベストを更新して2位に入り、初めてのオリンピック代表に内定しました。

11日、都内で練習の様子を公開した樋口選手は、フリーの「ライオンキング」の曲をかけながら、課題としている演技後半に跳ぶ3回転3回転の連続ジャンプや3回転フリップなどの感触を確かめました。



また最後の10分ほどは北京オリンピック本番でショートプログラムの構成にも組み込む可能性があるトリプルアクセルを繰り返し跳んでいました。



樋口選手は「いまはまだ120%の力を出せるところには来てはいないが、大会まで時間があるのでこのくらいでいいと思っている。これから練習量を増やしてピークを合わせたい」と落ち着いた様子で話しました。



そのうえで初出場となるオリンピックに向けて「いまはとにかくいい演技をしたいという気持ちが強い。自分が練習してきたことを出せるよう、何も考えずに思い切り滑りたい」と意気込みを語りました。