スポーツクライミングでメダル獲得が期待されている野口啓代選手と野中生萌選手はオリンピックまで100日となる14日、新型コロナの影響で2シーズンぶりとなるワールドカップ出場のため、スイスに向けて出発します。

野口「去年より確実に成長できている」

このうち、オリンピックを最後に現役引退を表明している31歳の野口選手は「ワールドカップが始まり、帰国後に隔離期間もあるため、オリンピックまであっという間の100日間だと想像している。オリンピックが延期する前の100日前にあたる去年の4月よりは、確実に成長できている。ワールドカップでよい手応えを持ち帰りたい」と話していました。

そのうえで、「国内で感染者数が増えている現状だがアスリートの活躍するニュースは多くの人がうれしくなる。クライミングや自分も負けられない」と話していました。

野中「何ができるかしっかり考えて」

また、野中選手は「限られた環境と時間の中で、あっという間に100日が過ぎると思う。何ができるかをしっかり考え1日1日を過ごさないと一瞬ですぎてしまう。オリンピックで戦うのに必要な今の自分の力は70%くらいだが、これからまだ上げられる部分があると感じている中なので、けっこうよいと思う」と話していました。