東京オリンピックの聖火リレーは奈良県の最終地点、東大寺大仏殿前に到着し、奈良県での2日間の日程を終えました。

奈良県の2日目となる聖火リレーは12日朝、広陵町と河合町にまたがる県営馬見丘陵公園をスタートし、吉野町の金峯山寺や斑鳩町の法隆寺などを巡っていきました。

奈良県の実行委員会は新型コロナウイルスの感染対策として沿道では密集状態にならないよう見学するか、インターネットの中継で見るよう呼びかけましたが、駅前や観光名所などでは聖火を一目見ようという人たちが多く集まりました。

大和郡山市で行われた聖火リレーには109歳の賀川滋子さんが県内最高齢のランナーとして参加し、家族に車いすを押してもらいながら沿道の人たちの拍手に手を振って応えていました。

そして、12日夜、聖火は奈良市に入り、興福寺や奈良公園を経て、最終地点の東大寺大仏殿前に到着しました。

聖火は、13日から大阪府に引き継がれます。