5日夜、鳥取県の大山で登山中の男性2人が遭難したと通報があり、警察などが6日朝から捜索を行ったところ、1人は自力で下山して救助されました。


また、8合目付近で男性1人が意識のない状態で倒れているのが見つかり、警察などが行方が分からなくなっている男性かどうか確認を急いでいます。

5日夜8時前、標高1729メートルの鳥取県の大山で、一緒に登山をしていた50歳と62歳の男性から知人を介して「8合目付近で強風で動けなくなった」と消防に通報がありました。



その後、62歳の男性から「6合目の山小屋に自力で降りたが、もう1人とは途中で別れた」と警察に連絡がありました。



警察の山岳救助隊など合わせて12人が6日午前5時ごろから捜索を行ったところ、およそ3時間後に、6合目付近まで自力で下山していた62歳の男性を発見して救助しました。



警察によりますと、救助された男性は軽症だということです。



そして午前11時すぎに、8合目付近で男性1人が意識のない状態で倒れているのが見つかり、病院に搬送する準備を進めています。



警察などで、この男性が行方の分からなくなっている50歳の男性かどうか確認を急いでいます。



警察によりますと、2人が登山届を出していたかどうか確認できていないということで、遭難した状況を詳しく調べています。



気象台によりますと、大山付近は5日夜から雪が強まり、6日朝6時の時点で1メートル97センチの積雪があったということです。