宮崎県に適用されている新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」について、河野知事は、国に延長を要請したことを明らかにしました。

宮崎県では、一日に発表される感染者数は8日まで1週間連続で前の週の同じ曜日を下回り、「減少局面に入った」との見方も出てきています。



しかし河野知事は記者会見で、連日、多くのクラスターが確認されている、入院している人の数が100人前後で高止まりし、その6割以上を高齢者が占めていると指摘し、宮崎県に適用されている新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」の延長を国に延長を要請したことを明らかにしました。



宮崎県は、引き続き県内全域を対象に、飲食店に対する酒の終日の提供停止や営業時間短縮などの要請を続けることにしています。



河野知事は「今は強い対策を緩めるタイミングではないと判断した。まず感染者数を落ち着かせた後に経済の回復を進めたい」と話しています。