広島県の湯崎知事と広島市の松井市長は岸田総理大臣と面会し、来年、日本で開催される見込みのG7サミット=主要7か国首脳会議について、原爆の被害から復興を成し遂げ、国際社会への発信力があるなどとして、広島で開催するよう要望しました。

広島県の湯崎知事と広島市の松井市長は総理大臣官邸を訪れ、被爆地 広島選出の岸田総理大臣と面会しました。



この中で両氏は、来年、日本で開催される見込みのG7サミットについて、広島が原爆の被害から復興を成し遂げた平和を象徴する都市であり、国際社会への発信力があることや、2016年のG7の外相会合をはじめ多くの国際会議を開催した実績があるとして、広島で開催するよう要望しました。



これに対し、岸田総理大臣は「複数の都市から要望があるため、きちんと比較をしたうえで、広島が開催にふさわしいかどうかを精査する」と述べました。



要望のあと、松井市長は記者団に対し「世界にある諸課題を議論するときに、平和を象徴する都市と言われている広島で、被爆の実相を皆さんがしっかりと受け止めながら議論することは効果的だ。雰囲気はよかったと思う」と述べました。