アメリカでアジア系の住民に対する差別や暴力事件が相次いでいる中、韓国の男性アイドルグループBTSは、ツイッターに「私たちすべてが尊重される権利がある」と投稿し、差別への反対を訴えました。

アメリカでは今月中旬、南部ジョージア州のマッサージ店などで男が銃を発砲し、アジア系の住民を含む8人が死亡する事件が起きるなど、アジア系の人たちに対する差別や暴力事件への懸念が高まっています。

こうした中、世界的に活躍する韓国の男性アイドルグループBTSは30日、ツイッターに「愛する家族を失った方々にお悔やみを申し上げます。そして悲しみとともに心からの怒りを感じます」と投稿しました。

そのうえでグループのメンバーも過去に、話すことばや外見について、差別的なことを言われた経験があると、明らかにしました。

そして「私たちは人種差別に反対します。私たちは暴力に反対します。私、あなた、私たちすべてが尊重される権利があります」と差別への反対を訴えています。

アメリカには多くの韓国系の住民が暮らしていることから、韓国のメディアは連日アジア系に対する差別の問題を伝えるなど、韓国社会でも大きな関心を集めています。