馬のひづめにつける「てい鉄」作りの技術を競う大会が、北海道 浦河町で行われました。

この大会は、北海道日高装蹄師会が馬産地の浦河町で毎年行っています。

日高地方などで競走馬のてい鉄を作っている20代から40代の装てい師8人が参加し、制限時間の25分以内にあらかじめ形が決められたてい鉄2つを作って技術と手際のよさを競いました。

装てい師たちは、長さおよそ30センチの鉄の棒を炎で熱したあと、ハンマーで素早くたたいてアルファベットのU字型に曲げ、くぎを通す穴を開けて、てい鉄を完成させました。

成績が上位の装てい師は、ことし秋に栃木県で行われる全国大会に出場するということです。

浦河町の装てい師、大東正史さんは「練習どおりに作るのは難しかったが、楽しみながらできた」と話していました。