26日、羽田空港から大分空港に向かっていた日本航空の旅客機が上空で大きく揺れ、客室乗務員1人が転倒して腰の骨を折る大けがをしました。
運輸安全委員会は航空事故として原因を調査することにしています。

国土交通省や日本航空によりますと、26日午後5時40分ごろ、羽田発大分行きの日本航空669便、ボーイング767型機が県営名古屋空港から東におよそ90キロ離れた高度8500メートルの上空を飛行中、突然、機体が大きく揺れました。

この旅客機には乗客62人と乗員8人の合わせて70人が乗っていて、このうち機体の後方の調理室にいた客室乗務員の体が宙に浮き、床に着地した際、腰などを強く打ったということです。

当時、客室乗務員が体調に問題はないと話したため、旅客機はそのまま飛行を続けましたが、その後、痛みを感じて27日、病院を受診したところ腰の骨を折る大けがをしていたことが分かったということです。

ほかの乗客乗員にけがはありませんでした。

日本航空によりますと、当時、シートベルトの着用サインは点灯していなかったということです。

運輸安全委員会は航空事故として原因を調査することにしています。