強い冬型の気圧配置の影響で日本海側を中心に雪が強まり、札幌市で積雪が1メートルを超えるなど各地の積雪が大幅に増えています。



6日夕方にかけて北陸や新潟県のほか東海などの平地でも大雪となるおそれがあり、気象庁は大雪による交通への影響に警戒するとともに、落雪や雪崩などにも十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、強い冬型の気圧配置と上空の寒気の影響で北海道から近畿にかけての日本海側を中心に雪が降り、北陸や新潟県などで強まっています。



午前5時までの3時間に降った雪の量は


▽長野県の野沢温泉村で25センチ


▽新潟県津南町で15センチ


▽京都府舞鶴市で11センチ


▽富山市と鳥取市で6センチ


▽青森市で3センチなどとなっています。



各地で積雪が増え、新潟県や長野県ではこの24時間で80センチ以上も増えた地域があります。



午前5時の積雪は、


▽新潟県津南町で3メートル31センチ


▽長野県野沢温泉村で2メートル51センチ


▽岐阜県白川村で1メートル89センチなどとなっています。



また、札幌市では1メートル2センチと、1メートルを超えたのは8年前の2014年3月以来です。



このほか、


▽滋賀県米原市で60センチ


▽富山市で39センチ


▽金沢市で22センチ


▽福井市で20センチなどとなっています。

今後の雪の見通し

雪は6日夕方にかけて続き、東日本の日本海側を中心に雪の量が増える見込みです。



7日朝までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、


▽新潟県で65センチ


▽長野県と岐阜県、近畿北部で60センチ


▽北陸で50センチなどと予想されています。



強い寒気は太平洋側にも流れ込むため、東海などの平地でも雪が積もり、大雪となるところがある見込みです。



特に午前中は積雪が短時間で急激に増えるおそれもあります。



気象庁は大雪による交通への影響に警戒するとともに、屋根からの落雪や電線や樹木への着雪による停電、それに雪崩などに十分注意するよう呼びかけています。



日本海側では積雪が平年の2倍以上に達しているところもあります。



大雪が予想される地域では、建物の軒下や山の斜面などには近づかず、除雪作業中の事故にも十分注意するようにしてください。