1月、東京大学の門の前で受験生など3人が切りつけられた事件で、逮捕された高校2年生の男子生徒は去年電車内で起きた切りつけ事件などについてインターネットで調べていた疑いがあることが分かりました。


警視庁は5日にも殺人未遂の疑いで再逮捕して事件のいきさつをさらに調べることにしています。

1月15日、大学入学共通テストの会場となっていた東京 文京区の東京大学の門の前で、受験生など男女3人が包丁で切りつけられてけがをし、警視庁は名古屋市の17歳の高校2年生の男子生徒を受験生2人に切りつけた殺人未遂の疑いで逮捕しました。



その後の捜査で、男子生徒が自分のスマートフォンを使って去年、東京の小田急線の車内で起きた切りつけ事件などについて検索し事前に調べていた疑いがあることが捜査関係者への取材で分かりました。



男子生徒はスマートフォンについて「捨てた」と話していましたがその後、名古屋市内で見つかり、警視庁が解析を進めていたということです。



警視庁は5日にも72歳の男性に対する殺人未遂の疑いで再逮捕する方針で、事件のいきさつや男子生徒の行動などをさらに調べることにしています。



警視庁によりますと調べに対して「医者を目指していて東京大学に入りたかったが、成績が落ちて悩んでいた」などと供述しているということです。