新型コロナウイルスの感染拡大で保育園の休園が相次ぐなか、群馬県高崎市は、休園により預かり先がなくなった園児を対象に、臨時の託児所を開設することを決めました。

新型コロナの感染拡大を受けて保育園の休園や学校の学級閉鎖などが相次いでいます。



高崎市によりますと、27日の時点で休園した市内の4つの保育園で675人の園児が通えない状態になっていて、預け先がない家庭からは「仕事を休まざるをえない」という声が相次いでいるということです。

こうした状況を受けて市は休園している保育園に通い、PCR検査などの結果が陰性で濃厚接触者ではない園児を対象に臨時の託児所を開設することを決めました。



市内にある日高病院の敷地内で、すでに病院関係者の子どもを預かっているプレハブの託児所を活用することに加え、敷地内にプレハブを1棟新たに建てて園児を受け入れる計画で、市は、できるだけ早く始めたいとしています。



富岡賢治市長は「子どもへの感染が広がる中、休園で困る親を支援するため必要な措置をとり、負担を少しでも減らしたい」と話しています。