25日夜、三重県四日市市の路上で54歳の会社員の男性が頭などを刃物で切られて死亡し、一緒にいた40代の女性が背中などを切られてけがをしました。その後、事件に関わった可能性があるとして警察が行方を捜していた男性が住むアパートで火災があり1人が遺体で見つかりました。警察は身元の確認を進めるとともに、事件との関連を調べています。

25日午後10時20分ごろ、四日市市三重の路上で「叫び声がする」と近くに住む人から警察に通報がありました。



警察などが駆けつけたところ、桑名市の会社員伊藤信幸さん(54)が、頭を複数か所切られ血を流して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡しました。



また、一緒にいた40代の女性も背中や腹などを切られてけがをしました。



警察によりますと、現場付近から凶器とみられる刃渡りおよそ15センチの包丁2本が見つかったということです。



警察は殺人事件として捜査を進め、けがをした女性の話から事件に関わった可能性がある男性の行方を捜していましたが、午後11時前に現場からおよそ10キロ離れた同じ四日市市内にある男性が住むアパートで火災があり、ベランダから性別が分からない1人の遺体が見つかったということです。



警察は身元の確認を進めるとともに、事件との関連を調べています。