ドイツで来月開幕する世界3大映画祭の1つ、ベルリン国際映画祭で「ドライブ・マイ・カー」で国際的に高い評価を受けている濱口竜介監督が審査員を務めることになりました。

ベルリン国際映画祭の事務局は26日、来月10日に開幕する映画祭で最高賞に当たる「金熊賞」を競うコンペティション部門の審査員7人を発表し、濱口竜介監督がその1人に選ばれました。



審査員長は「シックス・センス」などの作品で知られるM・ナイト・シャマラン監督が務めます。



ことしの映画祭のコンペティション部門には18作品がノミネートされ、来月16日に審査結果が発表される予定です。



濱口監督は神奈川県出身の43歳。去年のベルリン国際映画祭では「偶然と想像」が金熊賞に次ぐ銀熊賞の審査員大賞に選ばれました。



また監督した「ドライブ・マイ・カー」がフランスのカンヌ映画祭で脚本賞を受けたほか、アカデミー賞の前哨戦とされるアメリカのゴールデングローブ賞で非英語映画賞を受賞するなど国際的に高い評価を受けています。