北海道の七飯町で2月に開かれる冬のイベントに使われる天然氷の切り出し作業が始まりました。

七飯町の大沼国定公園で毎年2月に開かれている「大沼函館雪と氷の祭典」は、去年は新型コロナウイルスの影響で中止になりましたが、ことしは規模を縮小して開催する予定です。



イベントでは氷の滑り台が5基設置されることになっていて、26日は大沼から氷を切り出す作業が行われました。

10人ほどの作業員が、大沼一面に張った氷をチェーンソーを使って縦横60センチ厚さ30センチほどに切り出し、次々と岸に運んでいました。



イベントを運営する「七飯大沼国際観光コンベンション協会」の今川透さんは「例年より気温が高い日があり氷に層ができていますが、なんとか切り出しは順調に進んでいます。イベントは縮小開催にはなりましたが、長年続けてきたものを再開できることは意味があると考えています」と話していました。



「大沼函館雪と氷の祭典」は来月12日と13日に開かれます。