「ヒカンザクラ」の名所として知られる沖縄県本部町の八重岳で「日本一早咲き」と銘打った恒例の桜まつりが行われています。

標高450メートルの本部町の八重岳では、ふもとから頂上までの4キロ余りの間におよそ7000本の「ヒカンザクラ」が植えられています。



22日から「日本一早咲き」と銘打った恒例の桜まつりが始まり、関係者がテープカットをしました。



ことしの桜まつりは、感染防止のためイベントなどを縮小したほか、飲食を伴う出店などがなく、実行委員会は、マスクの着用や車窓からの花見に協力してほしいと呼びかけています。

ことしは年末年始に寒い日と暖かい日があったころから、例年に比べ咲き始めが1週間ほど早く、頂上付近はすでに満開で、ふもとから中腹にかけては8分咲きになっています。



訪れた人たちはマスクをして密にならないよう注意しながら花見を楽しみ、一足早い春の訪れを楽しんでいました。



読谷村から訪れた家族連れは「ことしは思った以上に咲いていて楽しめました。子どもたちも新型コロナで家から出られないことが多く、桜を見られてよかったです」と話していました。



「もとぶ八重岳桜まつり」実行委員会の當山清博委員長は「ゆっくり車窓から癒やされながら、花見を楽しんでいただきたいです」と話していました。



桜まつりは来月6日まで開かれています。