実業家の前澤友作さんなど日本の民間人2人を乗せたロシアの宇宙船が、国際宇宙ステーションとのドッキングに成功し、日本時間の9日未明、前澤さんたちは国際宇宙ステーションに乗り込みました。
国際宇宙ステーションに日本の民間人が滞在するのは初めてで、およそ12日間、宇宙にとどまる予定です。

実業家の前澤友作さんと、関連会社の役員を務める平野陽三さんの2人は8日、ロシア人宇宙飛行士とともにロシアの宇宙船「ソユーズ」に搭乗しました。

そして、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた宇宙船は、日本時間の8日午後10時40分ごろに国際宇宙ステーションにドッキングしました。
その後、安全確認を行ったうえで、日本時間の9日午前1時すぎにハッチが開かれて、前澤さんは国際宇宙ステーションに乗り込み、待ち受けていた宇宙飛行士たちと握手をしたり、笑顔で手を振ったりしていました。

前澤さんは地上と結んだインタビューで「宇宙が本当にあったよ」などと笑顔で答えていました。
国際宇宙ステーションに日本の民間人が滞在するのは初めてで、期間はおよそ12日間の予定です。

日本人の宇宙飛行は、民放のテレビ局の社員だった秋山豊寛さんが初めて行い、その後、毛利衛さんなどが続いていて、これで宇宙に行った日本人は合わせて14人になりました。

前澤さんは、宇宙での滞在中、一般から募集した実験などを行ってインターネットで配信したいとしていて、日本時間の今月20日に地球に戻ることになっています。