生活習慣病の予防を目的に全国で行われている特定健診、いわゆる「メタボ健診」の効果を厚生労働省が検証したところ、健診後の指導によって体重や血糖値を減少させる効果が見られた一方、血圧やコレステロールを改善させる効果は確認されなかったとする報告書をまとめました。

「メタボ健診」は生活習慣病を予防しようと2008年に国が導入したもので、40歳から74歳のお腹周りが男性で85センチ以上、女性で90センチ以上ある人で血圧などが基準を超えた場合は保健師などが食事内容や運動方法などを指導します。

厚生労働省は制度の効果を検証するため、2018年までのおよそ10年間に健診を2回以上受けた全国のおよそ4400万人について健康状態を分析しました。

その結果、保健師の指導を受けた人では、受診後の3年間で体重が女性で1.04キロ、男性で0.87キロ、血糖値を反映するヘモグロビンの濃度が女性で0.07%、男性で0.03%平均で減少し、一定の効果が確認できたとしています。

一方、血圧のほか、心筋梗塞などを引き起こすいわゆる「悪玉コレステロール」では数値の変化に有意差がなく、改善が確認できなかったということです。

厚生労働省は報告書を踏まえて、9日、専門家会議で保健指導の対象者を選ぶ基準や指導の方法などについて検証を始めることにしています。

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