大規模な改装を行っている埼玉県の「西武園ゆうえんち」は、来月リニューアルオープンし「懐かしさ」をテーマに、昭和の商店街や特撮映画の世界を楽しめる新しいエリアをつくることになりました。

埼玉県所沢市の「西武園ゆうえんち」は、去年11月から休園して大規模な改装を行っています。

13日は施設の運営会社が会見し、改装後の概要を発表しました。

それによりますと、リニューアルオープンは来月19日で、園内には「懐かしさ」をテーマにした新たなエリアがつくられるということです。

このうち昭和の商店街を再現したエリアでは、八百屋や喫茶店など30の商店が並び、今はあまり見かけなくなった紙芝居やバナナのたたき売りといったパフォーマンスが行われます。

また、人気特撮映画「ゴジラ」シリーズの世界を体験できるアトラクションのほか、鉄腕アトムなど手塚治虫さんが描いた漫画のキャラクターとふれ合えるエリアも設けられます。

開園から70年余りがたつ西武園ゆうえんちは、施設の老朽化が進み来場者数が低迷していましたが、懐かしさを前面に出して挽回を目指します。

藤井拓巳社長は会見で「感染症対策を徹底しながら、コロナ禍だからこそ昭和ならではの“心のふれあい”で幸福感を感じてもらいたい」と話していました。