NHK交響楽団の新たな首席指揮者に、欧米を中心に活躍を続けニューヨークのメトロポリタン歌劇場の首席指揮者などを務めたファビオ・ルイージ氏が、来年9月から就任することになりました。

ファビオ・ルイージ氏はイタリア出身の62歳。

ドイツのドレスデン国立歌劇場の音楽総監督やニューヨークのメトロポリタン歌劇場の首席指揮者を務めるなど、欧米の主要なオペラハウスで活躍してきたほか、アメリカのフィラデルフィア管弦楽団など世界の名だたるオーケストラに客演し、古典から現代まで幅広いレパートリーを持っています。

NHK交響楽団とは平成13年以来これまで7回、共演を重ねてきました。

NHK交響楽団の「首席指揮者」は平成27年に設けられ、ルイージ氏は現在のパーヴォ・ヤルヴィ氏に次ぐ2人目の首席指揮者となります。

ルイージ氏は来年9月から3年契約で就任する予定で、NHK交響楽団はこれを前にことし11月からルイージ氏の指揮による国内での公演を行い、12月にはベートーベンの交響曲第9番を指揮することになっています。