「キャビア」採れる「チョウザメ」が宮崎市中心部の川に8月12日 10時12分

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世界三大珍味の「キャビア」が採れる「チョウザメ」が、宮崎市中心部を流れる大淀川で釣り上げられ、話題となっています。

釣り上げられた「チョウザメ」の映像を宮崎県水産試験場が確認したところ、鼻先がとがっているなどの特徴から、「シベリアチョウザメ」の成魚と確認されました。

釣り上げた宮崎市の男性によりますと、先月17日の夜、宮崎大橋近くでうなぎ釣りをしていたところ、チョウザメがかかったということです。

その後もあわせてこの川で4匹釣り上げ、体長は、いずれも80センチから1メートルほどだったということです。

国土交通省宮崎河川国道事務所によりますと大淀川ではことし6月ごろから、目撃情報が相次いで寄せられていたということです。

動画を確認した県水産試験場内水面支場の中村充志支場長は、「シベリアチョウザメは国内に生息していないうえ、北海道で生息していたチョウザメ自体絶滅したので、どこかの養殖場から逃げ出した可能性が高い。チョウザメが人に危害を加えることはなく、大淀川には餌となるえびが少ないことから、長期間、生息することは難しい」と話していました。