おととしの参議院選挙で、自民党本部から河井案里元議員側に1億5000万円が振り込まれたことをめぐり、野党側は、自民党の説明は不十分だとして、さらなる情報公開などを求めました。

おととしの参議院選挙で、自民党本部から河井案里元議員側に1億5000万円が振り込まれたことをめぐり、党側は、検察に押収されていた資料を調べた河井氏側から、買収には使われていないことが確認されたと報告を受けたことを明らかにしています。

こうした中、立憲民主党など野党側が、6日国会内で開いた会合では、河井氏側の報告をうのみにしているだけでは事実関係の確認はできないとして、資料の公開を求めるべきだという意見が出されました。

また、巨額な資金の振り込みを誰が最終的に決裁したのかもいまだに不明確だとして、当時、自民党の選挙対策委員長だった甘利幹事長らが説明する必要があるという指摘も出されました。

そして、野党側は、これらをただすとともに、党として改めて事実関係を調べる意向があるかどうかを確認する公開質問状をまとめ、党の総裁を務める岸田総理大臣の事務所に提出しました。