「東京メトロ」の有楽町線と南北線の区間を延ばすための事業が28日、国から認可されました。いずれも2030年代半ばの開業が想定されています。

28日、国土交通省に認可されたのは、東京メトロの、
▽有楽町線の豊洲駅から住吉駅までの4.8キロの区間と、
▽南北線の白金高輪駅から品川駅までの2.5キロの区間です。

延伸によって、都心と羽田空港との間のアクセスが向上するほか、通勤時間帯の乗客が分散することで、都心に向かう東西線などの混雑緩和も期待されています。

総工費は合わせて4000億円と見込まれていて、事業を実施する東京メトロは国や東京都などの補助金を活用するほか、独立行政法人の「鉄道・運輸機構」から融資を受ける予定です。

いずれも2030年代半ばの開業が想定されていて、東京メトロは新年度から環境への影響を調べるために必要な地盤の調査や測量などを行う方針です。